ユニバーサルデザインコーディネートと、その教育体系は、バリアフリー(BF)/ユニバーサルデザイン(UD)商品・サービスの抱えていた諸問題とそれに伴う悪循環サイクルを断ち切り、好循環サイクルを構築していくために生まれました。

ユニバーサルデザインコーディネートとは?

ユニバーサルデザインコーディネート

人に優しい企業になるための教育と改善活動の枠組み

たくさんの人が関わり、多種多様な商品やサービスを提供する提供者にとってのユニバーサルデザインコーディネートは、1つの決まった形ではなく、社内外へのユニバーサルデザイン推進活動を意味します。

利用者は「出来上がったもの」「提供されていたこと」に対する原則が重要ですが、提供者にとって重要なのは、「いかに作り上げるか」「いかに提供するか」なのです。
つまりは、マーケティング、販売、営業、そして利用者に届いた後のアフターサービスまでをどうするのか、という点についての取組みと枠組みを提供するのが、ユニバーサルデザインコーディネートであり、経営戦略と顧客満足度を両立する上で大切な考え方になります。

必要な専門性を洗い出し、チームを結成しましょう。そして、利用者も含め、様々な人の協力を得ながら進めていくことで、継続的な活動につなげていきましょう。

ユニバーサルデザインコーディネートの7原則

人に優しい企業になるための7原則

第1原則:ユニバーサルデザインリテラシーを身につける。
第2原則:会社の戦略や方針と結びつける。
第3原則:実利用者への思い込みに気づく。
第4原則:全体最適コーディネートを行う。
第5原則: 誤認・誤使用の解消。
第6原則:信頼とブランドを高めるトラブル対応。
第7原則:実際のところを確かめる。

ユニバーサルデザインコーディネートの定義

あるモノ・環境・サービスに関わる全員一人一人のために、
目的を持って、具体的に立案・設計できるよう、
様々な要素が調和するような組合せを考え、各部を調整し、全体を纏め上げること。

ユニバーサルデザインコーディネートの役割

ユニバーサルデザイン/バリアフリー等を含めた、人を差別しない多様性への対応について、
関わる全員一人一人が、ダイレクトに成果を得られるような変革を、現実的な方法を用いて行うこと。

ユニバーサルデザインコーディネーターとは

ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格公式ロゴ

ユニバーサルデザインコーディネート理論の知識と技術を有する、
人を差別しない商品やサービスへの変革において中心的な役割を担うプロフェッショナル。

ユニバーサルデザインコーディネーター認定資格

ユニバーサルデザインコーディネーター教育のレベルには、1級、準1級、2級、準2級、3級の5つのレベルがあり、それぞれの等級で具体的なスキルや業務内容が大きく異なります。