看護師 大澤智恵子
まさにフランスベッド福祉用具利用・活用体験談で最優秀賞を頂いた年に出会ったのが、実利用者研究機構のカリキュラムとユニバーサルデザインコーディネータ資格だった。
看護師として順天堂大学病院勤務時で看取った患者さんとの出会いをきっかけに、看護職や介護職の社会的地位の低さと、現場で当たり前になっている諸問題の解決の2つの疑問を感じ、ニューヨークへ短期留学。州立病院のICUの現場を体験し、そのときの意識調査の結果を帰国後、大学で発表。2つの疑問を同時に解決するような、良い看護職・良い介護職になるための教育プログラムと資格制度の必要性に気づき、そこから、独自の視点で様々な勉強を行う。
看護職・介護職のための「ホスピタリティ教育」が必要だと気づけば、ホスピタリティコーディネータの資格を取り、現場で高齢患者様が自殺未遂を経験し、良い看護職・良い介護職には「カウンセリング教育」も必要だと気づけば、メンタルヘルスカウンセラーの資格も取る。看護学校や現場で学んだフィジカルアセスメント力だけでは足りないと感じれば、アメリカのペース大学へ飛び、フィジカルアセスメント学を勉強し直す。そうする内に持っている資格は30を越え、短大や高校等での教鞭も振うようになっても、常に介護・看護の現場に出続けてきた。
そんな中、一番の出会いとなったのが、看護師から「目からウロコが落ちる」研修として紹介された、実利用者研究機構のカリキュラムとユニバーサルデザインコーディネータ資格だった。